高木翼のWebサイト

最終更新:2020年8月25日

高木 翼 Tsubasa TAKAGI 人間の合理的な思考の仕組みとは一体何なのか、そして究極的には、人間とはどのような存在なのかという問題意識のもとで、論理学を研究しています。
所属 JAIST(東条研究室
専門分野 数理論理学
連絡先

経歴

研究課題

量子論の論理構造の解明

Dynamic Logic of Quantum Field Theory
概要(和訳)[arXiv]:これまで、量子力学の論理は長きに渡り研究されてきたが、場の量子論(QFT)の論理は研究されてこなかった。QFTの基本的な二つの演算子、すなわち生成・消滅演算子は、論理の意味で動的(dynamic)なので、動的論理の観点を導入することで、QFTの論理を定式化する。QFTの論理を定式化した後は、QFTにおけるフェルミオン、いわゆる真空状態、ゼロベクトル、そして伝播関数の動的論理による解釈を与える。この論理では、トートロジーと矛盾のみが原子論理式であるということに注意せよ。そして、最後に、私たちのQFTの論理によってアハラノフ・ボーム効果を自然に説明できるということを示す。この論文は、動的な視点に基づくQFTの論理の研究の嚆矢となるはずだ。

上記以外で、私が特に関心をもっているテーマについては、様相論理文献集を参照してください。

業績一覧

研究論文

  1. Tsubasa Takagi, Hiroki Hoshina, Masatomi Iizawa, Satoru Saito, Dynamic Logic of Quantum Field Theory [arXiv]
  2. 高木翼、「K4タブローによる妥当性判定と濾過法」(Journal of Science and Philosophy 2(1): 4-23, Association for Science and Philosophy, 2019)[PDF]

解説書・随筆

  1. 高木翼、「論理学に魅せられて」(『窮理』第16号、窮理舎、2020年)[内容紹介]
  2. 高木翼、『形式論理探求』(やまなみ書房、2019年)[内容紹介]

研究発表

  1. 高木翼、「量子論理の視点に基づく反事実的条件法の再考」(科学基礎論学会 総会、2020年)
  2. 保科宏樹、飯澤正登実、齋藤曉、高木翼、「生成消滅演算子にもとづく量子論理」(日本物理学会 第75回年次大会、2020年)
  3. 高木翼、「近傍意味論の線形代数的再定式化」(第54回 MLG数理論理学研究集会、2019年)
  4. 高木翼、「様相述語論理の哲学」(第2回 日本アリストテレス協会主催研究発表会、2018年)
  5. 高木翼、審査員特別賞受賞「超準解析によるcontextualな隠れた変数理論の否定」(日本物理学会 第11回 Jr.セッション、2015年)